映画スプリット

スプリット観てきました。

見知らぬ男に拉致され、密室に閉じ込められた女子高校生3人組は、監禁場所で

神経質な雰囲気を漂わせた男を目にする。男が部屋から立ち去り、必死に脱出方法を

思案している最中、ドアの外から男と女が会話する声を耳にした3人は助けを求めて

声を上げるが、そこに現れたのは、女性の服に身を包み、女性のような口調で話す

先ほどの男だった。男には23もの人格があり、9歳の少年やエレガントな女性など、

ひとりの体の中で人格が激しく入れ替わっていく映画comより

Mナイトシャマラン監督の新作です。

率直な感想はまあまあかなって感じです。

シャマラン監督作品の醍醐味は最後のオチなんですが、今作に関してはアイデア

いいんですが、説明不足で少し受け入れにくかったですね。

多少は伏線は張ってるんですが、結構現実離れした展開なんで少し無理矢理感があっても

いいんでそれなりの説明をしてくれないと観客としては置き去り感が半端ないです。

そこさえクリアしててくれたら全編に渡って緊張感もあって全然中だるみもなかったし、

俳優の演技も良かったし悪く無かったんですけどね。

俳優で言うとジェームズマカォイの多重人格っぷりはなかなか良かったですね。

ただ23人格のうち作品内で演じられるのは5、6人だけですが。

あと監禁される少女の中でも主人公的な存在のアニヤテイラージョイも

美形でありながらミステリアスな雰囲気も醸し出しててすごく魅力的でした。

このアニヤテイラージョイ演じる少女の幼い頃のエピソードが合間合間に

挿入されるんですが、これが何とも意味深である種の虐待を受けてるのを示唆してます。

多重人格って現実の苦しさから逃れようとして別人格が形成される場合があるんで

てっきり僕は最後にこの子の心の奥底に潜んでる邪悪な人格が現れて犯人の男と

対決するのかなと思ったんですがそれは無かったですね。

映画の最後のシーンで誰もが知る大物俳優がチョッロと登場します。

スタローンじゃないですよ(;A

で、過去のある映画とこのスプリットが同じ世界観である事が明かされます。

そしてエンドロールの後にある告知がありますので最後まで席を立たないように

して下さい